愛染明王
- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1972/06/30
- メディア: 単行本
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秀吉子飼いの武将でもっとも有名な一人である福島正則の物語。
短絡もので酒乱というどうしようもない暴れん坊だが、将の器があり組織をつくる才があったと評される。
その要諦は人情ぶかさと、権限を分掌して人に任せることである。
清正ほどの聡明さがなかったが、自分は阿呆である、ということを正則は知っていた。
しかし生来の狂気・暴勇・無智さは、徳川家康に利用つくされ最後は改易となりさびしく人生を終えます。
大人になったジャイアンがスネオに操られる姿を連想しました(笑)